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京都 洛北 [散歩]

 決闘              

        一乗寺下がり松 (いちじょうじ さがり まつ)

     

 

 宮本武蔵と八大神社 (はちだい じんじゃ)

                         京都市左京区一乗寺門口町

武蔵が一乗寺下がり松に立って多数の敵にまみえた日のまだ朝も暗いうちに、彼は、死を期したこの危地へと来る途中で、八大神社の前で足を止めて・・・・・

「勝たせたまえ今日こそは武蔵が一生の大事」と彼は社頭を見かけて祈祷した。

拝殿の鰐口(わにぐち)へまで手を触れかけたが、その時彼のどん底からむくむく涌いた彼の本質がその気分を一蹴りして・・・

鰐口の鈴を振らずに、まだ祈りもせずに、そのまま下がり松の決戦の場所へ駆け向かったという。

     

武蔵が自分の壁書としていた独行道のうちに「我れ神仏を尊んで神仏を恃まず」と書いている、その信念は、その時ふと心にひらめた彼の悟道だったに違いない。

武蔵にこの悟りを与えた事によって、一乗寺下がり松の果たし合いはただの意趣喧嘩とは違う一つの意味を持ったものと私は思う。

 

     武蔵の銅像と決闘当時の松の古株が祀られている。

     

     

現在の一乗寺下がり松

江戸初期の剣客、宮本武蔵が吉岡一門数十人と決闘したという伝説が残されております。

この松が「下がり松」と呼ばれ、古くから旅人の目印として植え継がれて来た。

     

     「宮本 吉岡 決闘之地」と書かれている。

この松の木は、現代4代目にあたるという。かたわらの記念碑は大正10年に建立されたものらしい。

         

 

       一寸珍しい〆飾りを発見 伊勢エビ

八大神社の近辺には、修学院離宮(しゅうがくいんりきゅう)、詩仙堂(しせんどう)、金福寺(こんぷくじ)、 圓光寺(えんこうじ)、曼殊院(まんしゅういん)などがある。

            又、・・・・・紹介します。

 


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降龍十八章

武蔵の決闘って京都だったのですか!まるで知りませんでした。
私は、そもそも神頼みはしません!(きっぱりっ)その点で、私の方が武蔵より悟りを開いている???(単に信心がないだけ?)
by 降龍十八章 (2007-01-16 23:54) 

ジョルノ

この神社は以前テレビで見たことがあります。
剣豪 宮本武蔵!! かっこいいですよねー。同じく剣の道を志した私としてはちょっと憧れだったりします。
でも二刀流って必ずしも一刀流より強いとは言えないんですよ(^_^)
一刀であろうが二刀であろうが剣を抜いている時点ですでに、居合術の相手には勝つことが出来ません。
うーむ。剣の道は奥が深いです。(^_^)
by ジョルノ (2007-01-17 01:21) 

みね

巌流島ばかりが有名で、こちらは知りませんでした。
そうかぁ、武蔵は神頼みをしなかったのですね。悟りの境地とは、まさにこのことを言うのでしょうね。
松も代々継がれ、武蔵のことも、永遠に語り継がれるのでしょう。
by みね (2007-01-17 02:31) 

京都にこんなところがありましたか。
さすが天女が遊さん、いろいろご存知ですね~。
勉強になりました。 今度行ってみます。
by (2007-01-17 08:17) 

そうなんだ、京都での決闘でしたか、知りませんでした。 修学院離宮には申し込んで行ったことがあります、近くだったんだ。
剣の修行、命がけの悟りですね。
by (2007-01-17 10:34) 

ランランラン太郎

一乗寺下がり松って本当にあるんですね。
NHKの武蔵の時の吉岡一族との戦い憶えています。
こんど京都に行った時はぜひいってみたいですね。
いやぁ、勉強になります\(^o^)/
by ランランラン太郎 (2007-01-17 11:28) 

Fuzzy

吉岡道場の当主は、年端も行かぬ子供だったらしいですね。
武蔵は、その当主を真っ先切り殺したとか。

現在の基準であれば批判もあるでしょうが、よく考えると、多勢に無勢の絶体絶命のこのシーンでは至極当然な行いだったと思います。

一条寺下り松と聞くたびに考えてしまいます。
by Fuzzy (2007-01-17 11:35) 

YOUR-MOM

私もランランラン太郎さんと同じでNHKの宮本武蔵の一こまを思い出しました。
by YOUR-MOM (2007-01-17 15:50) 

「下がり松」は黒松ですね。
4代目ということは、挿し木か取り木をして残されたのでしょうか?
歴史に残る樹なんですね。
by (2007-01-17 17:58) 

ちゃわ犬

何で伊勢エビなんですかね^^
気になりますね~
by ちゃわ犬 (2007-01-17 18:33) 

随分懐かしいポスターですね。
剣一筋に生きる、どんな気持ちで毎日を過ごしたのでしょう。
by (2007-01-17 21:30) 

悟りって何でしょうね?
人間、追い詰められると何が見えるのかな?
もしかして、良い意味で、開き直りのことなのかもしれませんね。
by (2007-01-17 21:52) 

天女が遊

*降龍十八掌 さん
ナイス&コメントありがとうございます。
京都にも武蔵の武勇伝の歴史があったんですよ!
流石!悟りを開いておられるんですね^ ^;笑)

*ジョルノ飛曹長さん
ナイス&コメントありがとうございます。
やっぱり、居合術ですか!素早さですね。
何事も奥が深いですね~

*みね さん
ナイス&コメントありがとうございます。
武蔵と小次郎の話の方が有名ですものね~
下がり松は一寸イメージとは違いましたがね?

*かのとさん
ナイスありがとうございます。

*シンナツさん
ナイス&コメントありがとうございます。
是非行ってみて下さい。
見るところが沢山ありますよ。

*イチローさん
ナイス&コメントありがとうございます。
後でこんな近くに、こんな所があったんだ~
って事、私も良く有りますよ。
修学院離宮には行かれたんですね。

*ランランラン太郎さん
ナイス&コメントありがとうございます。
放映当時は沢山の観光客で賑わっていたらしいですよ。
是非今度京都に来られた時は行ってみて下さい。

*ファジーさん
ナイス&コメントありがとうございます。
武蔵も悩んだんじゃないですかね?
絶体絶命で、やむを得ない戦術だったのでは?
それとも初めから狙っていたのかも?

*YOUR-MOMさん
ナイス&コメントありがとうございます。
テレビドラマの影響は凄いですね~
観光地は放映の前後は凄い人になりますね~

*たか道楽者 さん
ナイス&コメントありがとうございます。
流石!目の付け所が違いますね!
挿し木か取り木で代々受け継がれてきたのだと思います。
by 天女が遊 (2007-01-18 13:19) 

天女が遊

*murasawaさん
ナイス&コメントありがとうございます。
何故か疑問でしたが?
聞けばよかったのにと、後で後悔しています。

*香草さん
ナイス&コメントありがとうございます。
神社の境内に張ってありました。
剣の事以外考えられない人生、寂しいですね~?
今の時代に生きる私たちには想像もつきません。

*オオカミちゃま さん
ナイス&コメントありがとうございます。
悟=開き直り・・・そうですね~きっとそうだと思います!

*wanpyさん
ナイスありがとうございます。
by 天女が遊 (2007-01-18 13:39) 

関西弁のオジサン

この松は黒松ですね。それに懐かしい映画の宣伝ビラね。
昔、うちも角にあったので、映画のビラを貼ってました。
それで、ただで映画を見れたもんですが。
by 関西弁のオジサン (2007-01-18 15:36) 

武蔵の決闘の地なんですね。。。天女が遊さんが決闘したのかと期待しちゃいました。ごめんなさい。
by (2007-01-18 21:57) 

宮本武蔵のドラマは何度見ても飽きませんね。
五輪の書の存在が一層武蔵の存在を偉大なものにしているものと思います。
注連飾りがすごい。
それにしても京都は何所を見ても日本の歴史に関わりがあるのですね。
by (2007-01-19 15:31) 

サブリナ

近隣の町に「武蔵の生誕の地」と伝えられるところがあります。
「伝」となっているところが全国にたくさんあるので、この生誕地も実のところはどうなの?と疑問ですけど‥‥。
一乗寺下がり松は必ずドラマでも描かれる場所ですね。
生誕地と違って間違いなく歴史の一ページを彩ったところです。
ここなんですね。
武蔵が随分苦悩したと思われる決闘がこの地で行われたというのは感慨深いものがあります。
by サブリナ (2007-01-21 13:32) 

天女が遊

*kaya さん
ナイス&コメントありがとうございます。
ただで見れたのですか~ビラは、人の目に付く角の家に限るですね!

*リンコ さん
ナイス&コメントありがとうございます。
決闘しちゃいますか~^ ^?・・・武蔵と?・・・(笑)

* ゆきゆき さん
ナイス&コメントありがとうございます。
武蔵の生き ざま好きですね~
私もビックリしました!本当に京都は歴史の宝庫ですね~

*サブリナ さん
ナイス&コメントありがとうございます。
一寸、私のイメージとは違いましたが、事実のようですね!!
by 天女が遊 (2007-01-21 21:25) 

ブレゲ

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by ブレゲ (2013-07-26 17:34) 

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